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by TaMa

「glee」season3が始まったのでどどっと書いてみました。

Category: glee   Tagged: 海外ドラマ  glee  FOX  ライアン・マーフィ  
待ちに待って、待ちきれなくなってネットで観ちゃって(もちろん字幕なし)、なんだかな~と思った「glee」シーズン3がとうとう始まりました!

やっぱり言語がわからないのに、いきなり早口のレイチェルやカートについて行こうとしたのが間違いだったのでしょうか?コメディの胆ともいえる台詞がわからないのは辛すぎた。ネットを駆使して筋だけはわかったものの、楽しむことはできませんでした。くぅ、修業不足っす。

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で、やっと字幕つきのレイチェルと再会。
リア~やっぱりかわうぃーよ~。
相変わらずリアにメロメロです。

と、リア推しは置いておくとして。

すでに全エピガイをするぞ!という気持ちもしぼんだ「glee」S3。
どうしてこんなことになっちゃったんでしょうか?

まず、いろいろリサーチするに、やはり前シーズンのS2は失敗だったってのが総括なんでしょうかね?本国アメリカの情報でも、その印象が強いです。

今もそうなんですけど、先々の話題ばっかりが先行して、さてドラマとしての出来はというと及第点には届かなかった。確かに歌はいい。それはS1で立証済。だけど、あまりにもその人気に依存しすぎて、ドラマとしての組み立てが巧く働いてなかったと思います。特にS2の最終話は酷かった。ただのNY観光ビデオみたいでした。

サブキャラの人気に迎合しすぎ。これも目立った。大黒柱のシュー先生やレイチェルをおざなりにして、せっかくS1で獲得した視聴者層を自ら手放した感があります。これは私がリア推しってだからじゃなく、彼らを立てる脚本を書けなかった感じ。もっと辛口に書けば、リアたちにその力がなかった?いっそのこと、S2はカートとブレインが主役ですよ、とはっきり謳えばまだすっきりしたのに。実際そうだったし。群像劇を書けなかった脚本家の痛恨のミスです。結局のところ、キャラ目当てのファンしか獲得できなかった。(でも実はこのファンが一番強い)
こないだ「ナース・ジャッキー」の先行放送を観て思ったんだけど、私はイーディ・ファルコがあまり好きな女優ではなくて、ついでに魅力的だけどジャンキーで悪知恵の働くジャッキーもあまり好きにはなれない。だけど、その回りのキャラ、ソーもクーパーもアカライタスもオハラもゾーイもサムもエディもケヴィンもそれはそれは面白くて大好き。「ナース・ジャッキー」は群像劇ではなく、あくまでジャッキーを主軸にしたドラマだけど、ジャッキーを中心に、あれだけ面白いキャラがお互い邪魔することなく絶妙なバランスで成り立っているんですよね。これはファルコの存在感がもちろんなんだけど、やっぱりバランスの問題。ドラマとして、一本筋が通ってる。これは「グッド・ワイフ」にも云えることで、「glee」の製作陣はこれを少しだけ見習うべきでした。
才能のある若手を世に出す!ってライアンは云ってたけど、「glee」はコンペ番組じゃないんだから。ドラマですよ~。


そして、製作陣の出しゃばり過ぎ。これは私が「glee」のファンになっていろいろネットで情報を集めすぎたからだと思うんだけど、ライアン・マーフィの信念ともいうべき「同性愛への理解」への主張がきつ過ぎて、これもドラマとしては巧く機能していなかった。
私は決して同性愛嫌いでもなく、なんならどんと来い世代で(だったら「Lの世界」も「QAF」にもハマりませんわ)、Klaineなんてストライクゾーンな筈なのに、どうも二人にはさほどハマれなかった(いやまあ、好きですけどね)。これは私がカートという男の子にハマれなかったというのが本当のところでしょう。クリス・コルファーという俳優は好きなんだけどな。
思うに、連続TVドラマでこの手の主張をするにはかなりのリスクがあるのではないでしょうか。数時間で完結する映画や、GAGAのようにライフワークとして都度発言するのはいい。だけど、視聴がそのままバロメーターになる連続TVドラマとして、ああも主張をぐいぐい捻じ込まれるのはどうも疲れるんです。こと「ドラマ」においては、脚本、演出、演技の間合いなんかで納得させられたい。製作時間に制限がある連続ドラマじゃ、主張だけが先だって、物語として練り込めない。GAGAは歌とパフォーマンスで私たちを納得させた。それを借りて解釈した「glee」には、実は何も感じなかったんですよねぇ、私。
「glee」がコメディであることも、この主張はしんどかったと思います。ゲイ・ティーンの自殺から端を発したS2の内容も、規制の多いネットワークで、その挑戦というか精神は称賛に値しますが、コメディドラマとしては大成功とは言い難い出来でした。これ、もしコメディじゃなかったら、ライアン・マーフィはもっとガチンコで「死」を扱ってたと思うんですよね。逆にそれが観たかった。TVムービーでもいい。ライアンだったら、渾身のドラマを作れたと思います。

まー、このことについてはかなり書くのに勇気がいりました。
だって、いろんなブログを訪問するに、同性愛者の方は概ねS2を絶賛しているんですよね。確かに、「Lの世界」や「QAF」のように、ゲイの世界を題材にしている訳でなく、現実な世界、オハイオの田舎のマイノリティであるゲイの少年というのを、コメディでありながらリアルに描いたのはすごい。「好きな人と手をつないで歩きたい」と涙目で語ったカートは、少年と青年の狭間、ヘテロセクシャルとホモセクシャルの高い壁、恋をすることの煩悩と苦悩を表現してました。これに共感しない人はまずいないでしょう。
ただ、あえて言うなら、S2は「同性愛問題」に、異性愛者の出番はまったくなかった。S2#20「プロム・クイーン」においては、カートを蔑視する異性愛者は顔のない書き割り同然でした。そこにはレイチェルもメルセデスもいなかった。ネットワークでゲイのキスシーンを英断したのに、なんでここでもっと突っ込めなかったのでしょうか?これがコメディの限界、ネットワークでの限界だったのかなぁ?実はここで、くしくも「司祭」を思い出したのだけど。
私が「glee」にと胸を突かれたのは、S1でカートのお父さんバートが言葉にした「生まれながらに差別を持たない世代」。そう、私たちは苦労している。自分と違う価値観を受け入れることを。でも、私の世代、私の子供の世代、私の孫の世代、いつか近い未来に、それを当たり前と思う世界がやってくるかもしれない。その一縷の望みというか、簡単だけど難しい世界を、気づかせてくれたのが「glee」だったんですよ。そこには、異性愛の父と同性愛の息子、互いにして自分の中の葛藤があった。その葛藤を吐露した。訳知り顔の受容よりも、格闘して咀嚼して、そして受け入れる、もしかしたらそれが「今の時代」なのかもしれない。ガツンときました。女子だけどボーイズラブおっけー、なんてものじゃなく、ヘイトでもなく、「ただの」ゲイドラマでもなく、本当のヘテロとゲイの問題を、真っ向から取り組んだ価値のあるドラマだと思ったんですよ。
なのに、S2にはその取り組みがなかったんですよね。ひたすらゲイ目線で物語が進んでしまった。製作陣の気持ちは痛いほど理解できるのですが・・・残念ながら総合的な「ドラマ」としては、私には届かなかったです。反対に、ゲイとヘテロの壁を痛感しました。狭量ですみません。本編のドラマより、それに思いを馳せたLGBTQの多々なブログの方に感動しました。

とまあ、かなりネガティブなことを長々と書いてしまいましたが、これが「glee」S2に対する私の総評なんですよね~。S1とそのあとのウォブラーズに鷲摑みにされただけに、返す返すも惜しいこのファン心理。誰かわかってくれるかなぁ?


ってことで、始まりましたS3。
前評判では「あまり大物ゲストは呼ばない」「ドラマ性を重視する」「脚本スタッフが増えた」「シーズン1路線に戻る」とかなんとかいろいろ書かれてましたが。
3話通して観た感想は、

なんか、フツー

でした。

1話目が「The Purple Piano Project」で
2話目が「I Am Unicorn」
だったので、え~またGAGAネタ?と思ったのだけど、そうじゃありませんでした。(GAGAの「モンスターボールツアーNY」をWOWOWで観て、そこに「紫のユニコーン」が出たんですよ。紫のユニコーンの人形を持っているファンがいて、GAGAが「私が見たなかでも最高のゲイのユニコーンだわ」なんて言ってて。まさかそこから?って勘ぐっちゃいました)全然関係ないみたいです。

S3の始まりは、S2のプレミアと同じくジェイコブのglee部のインタビューから。これ、嫌いだったんですよねぇ。もろ視聴者に迎合している感じで。だけどS3は少し違って、glee部たちのこれからの進路について言及します。
NYに行きたいレイチェルとカートはNYADAの見学会みたいなのに行きます。会場にはレイチェルやカートそっくりの、似た者同士さんがいっぱい。そこで、グリプロ出身リンジーのパフォが。「Anything Goes / Anything You Can Do」のマッシュアップだったんだけど。
それを観たレイチェルとカートは打ちのめされるんですね。
これ、ネットで観た時は字幕がなかったので
「私たち、あんななの?ミュージカルヲタクと一緒にされちゃうの?」
と嘆いていたのかと思ってたら、フツーに「自分たちより実力が上」ってことでヘコんでました。(もちろんネットでもすぐわかったよ!検索したから)
おいおい、フツー過ぎる展開でしょ。S1時代の毒はどうした?
ダンサーたちは巧かったけど、リンジーのパフォーマンスでリアを負かすのはさすがに力不足。レイチェルをヘコませるなら、次世代のイディナ・メンゼルあたりをブロードウェイから連れてきてほしかったな。いるでしょ、ブロードウェイなら。グリプロで出すって決めたから出さなきゃ、という設定は止めてほしいし、「glee」らしい毒毒コメディ展開じゃなかったのはいただけないな。

あと、ブレインがマッキンリーに転校。予備知識で知っていたのでこの展開はまあ仕方ないとして、ブレザーから蝶タイの私服は一体・・・腹話術?
コメディ路線全開はブレインの私服からでした。
ここで、ブレインのソロ「It's Not Unusual」
やっぱりダレンは強し!!巧い!魅せる!
そして製作側も「S3もダレン推し」を決定づける、力の入ったパフォでした。
ただ、わたくし的には、
「やっぱり私は制服フェチだった!」
を改めて確認したことも確か。ダルトン校のブレザーを脱いだブレインに2割減。3歩進んで2歩下がるとはこのことか!制服の魔力、恐るべし。


2話目は全国大会を目標にするも、課題として「ウェストサイド物語」のミュージカルも並行して行うことに。いろいろありーので、ブレインがオーデションで「Something's Coming」をパフォ。
ここで、ミュージカルナンバーの難しさを痛感しました。
ダレン・クリスは確かに歌は格段に巧い。ケイペリやPINKを歌わしたら、gleeの中では、女子部でさえ右に出るものはいないくらい。だけど、ミュージカルって歌の巧さ、踊りの巧さだけではないんだね。ただ歌を歌うだけではない、役者としての表現力と説得力が大事なんですわ。イディナ・メンゼルにはある。マシュー・モリソンにもある、リアにもあるし、グロフにもある。これはまぎれもなくブロードウェイという、世界でも一級の舞台で身についたものだと思います。もちろんダレン・クリスも子供の頃から地元で舞台を踏み、大学では劇団を立ち上げるほどの実力の持ち主なんだけど、ブロードウェイの舞台は遥かに高いのか、私はブロードウェイなんて一度も観たことないんだけど、映画なんかでしれっと聴いているミュージカルナンバーが、これほどハイレベルとは・・・ようはダレンのミュージカル俳優としての今の力量を観た気がしました。足りない。ぶっちゃけ、表現力では同じ日にパフォしたクリス・コルファーの「I Am The Greatest Star」の方が役者としては上でした。
でも、ダレンはこの冬ブロードウェイデビューするんだよね。ラドクリフ主演の「努力しないで出世する方法」の代役で。ダレンは天才肌なんで、あっという間にブロードウェイを吸収して、何倍も成長して戻ってくると思います。その時のパフォが見ものだわ。もしかするとすんごいことになるかもしれない!

あと、カートの前髪おろしにキュンとなりました。カートでキュンは初めて。


で、3話目。
これはアジア人(中国人?)マイクがフューチャーされる回。マイクの家族が出てきて、タムリン・トミタがお母さん役で、という前情報があったので、ドラマ性が厚くなるのかと思いきや・・・やや期待外れ。全部マッキンリー校内で解決するなよぅ。マイクの家とか、生活臭出そうよ。確かに踊りながら悩むのはマイクらしいけど、そこまで役者に頼る演出はちょっと。パフォのリハで時間が食われるのはわかる。でも、ドラマ重視って云ったんだからそっちにも重点おこうよ。

それでもマイクの「Cool」とブリタニーの「Run the World」は圧巻でした!すごく「glee」らしかった。

そして、「ウェストサイド物語」のヒロイン、マリア役を巡って、レイチェルとメルセデスのディーヴァ対決がまたもや勃発。メルセデスの新しい彼氏が彼女をたき付けます。せっかくぷーさんみたいな優しそうな彼氏が出来てよかったね、と思ったのに、彼氏は「君こそスターだ!」と。ダンス・ブート・キャンプにも身が入らないメルセデスに、シュー先生はキツい言葉を。ここで、メルセデス&NDの「It's All Over」。

実はこの「It's All Over」が、この1~3話の中で、私が一番気に入ったパフォでした。

メルセデスのソウルがびんびん伝わってきたし、マシュー・モリソンの舞台役者っぷりが
抜群に映えてた。さすがです。フィンは少しキビしいものがありましたがそれはご愛嬌で、サンタナもすごくファイティングで良かった!できればティナの歌声が聞きたかったんだけど。カートのビッチなところも笑わされました。
よし、これでこそ「glee」だ!と思った快心のパフォ。S3のテーマが「ミュージカル」でいくのなら、これくらいのパンチが当然です。

うーん、でも。
メルセデスのBFが煽るんですよね。
「君はエフィーじゃなく、ビヨンセになりたいんだろ?」
そこでメルセデスはわがままディーヴァに戻ってしまうのですが、
「glee」のドラマ的な面白さっていうのは「負け組たちだって輝ける」ということで、「負け組じゃなくて勝ち組になる!」ではなかった筈ですよね。
映画「ドリーム・ガールズ」も、あれが良い映画に仕上がったのは、決してビヨンセが主演したからではなく、2番手のジェニファー・ハドソンが歌姫ビヨンセを食ってしまったことにあると思うのです。そしてあの世紀のディーヴァに「私がエフィーを演じたかった」と言わしめたことにあるんですよ。それくらいジェニファー・ハドソンは真に迫っていた。エフィーが頂点の歌姫ではなく、砂浜の砂粒のような存在だったからこそ、あの映画は成功したんです。
そのことがわかってて、製作陣は「エフィー」を出したのかなぁ?
そう思いたい。
言葉通りのエフィーとビヨンセなら、ちょっと厳しいな。ただのサクセスストーリーになら当たり前過ぎて辟易しちゃう。「glee」らしいと思えるヒネりが一切ないじゃないですか。

この先どうなるのでしょうか?波乱を含んで3話目は終了しました。


実はネット鑑賞は3話で早々リタイアしちゃって、この先は全然観てないし、もう先行情報でへんな期待を持つのもいやなので、「glee」の情報は一切入れてないんですよね。知っているといえば、ウォブラーズが帰ってくる!ことくらい。これも本放送で堪能したいので、一切観てません。
製作陣の意図も、ニュースのネタバレも、他人の解釈も全部オフして、ドラマとしての作品だけで、じっくり「glee」を堪能したい。やっぱりドラマはそれに限ります。


あー、「glee」のことになると、やっぱり少し思いこんじゃうな。長文注意報ですねぇ。
一体何人が最後まで読んでくれることやら。。。

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新作ドラマ「「Terra Nova~未来創世記」

Category: 海外ドラマ   Tagged: 海外ドラマ  FOX  TerraNova  
FOXイチ推しの「Terra Nova~未来創世記」が始まりました。
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西暦2149年、地球はあらゆる開発によりむしばまれ、人類は滅亡の危機に瀕していた。人口過多により一世帯の子供の数は厳重に制限され、荒廃した都市に未来への光は無かった。
生き残る術はただひとつ、遠く離れた過去への移住。選ばれた者のみが、人類の文明を再建するための新しい大地“テラノバ”への集団入植を許可される。ある問題を抱えながらも、不安と希望を胸に10番目のテラノバ入植者となったシャノン一家。そこで彼らを待ち受ける運命とは?白亜紀の楽園で人類は新たな歴史を切り拓く事ができるのか…?

FOX サイトより


スティーブン・スピルバーグ製作、巨額の製作費と、本国アメリカでも放送前から話題になっていた「Terra Nova」。
私は恐竜ものって好きではなくて、ディスカバやナショジオでも恐竜関係の番組が始まるとチャンネルをかえちゃうし「ジェラシック・パーク」シリーズもほぼ流し見程度しか観てないのですが、世間の方々はお国を問わず恐竜が好きなようで、このドラマも相当な期待が寄せられていました。

が、いざ放送が始まってみると・・・どうでしょう?

わたくし的な感想を申しますと、まず初回2時間の拡大バージョンで始まった割には、早々過去に「入植」しちゃったのは少し不満。せっかくの2時間なんだから、荒廃した未来都市をもっと丁寧に描いてもよかったのでは?人口制限にも関わらず出来ちゃった末っ子も、どうして政府の命令にも背いてまで産んでしまったか?など、あまり説明もなくあっさり流してるんですよね。そのために投獄されちゃった父親も、しれっと脱獄するし。当選確率が希少の「入植者」になるのを、未来都市の住人みんなが望んでいるのに、おとーちゃんは「横入り」で入植完了。意外とワルな一家でした。これを全部「家族愛」で片づけてしまうとは、お粗末過ぎやしませんかね?

入植した楽園都市“テラノバ”も、白亜紀なんだからさぞかし住みにくいのだろうなぁと思いきや、

めっちゃ快適そうなんですよ!

家なんて、我が家の何倍も広い!白亜紀よりも住みにくい我が家って・・・(泣)
とにかく未来文明の最新機器を装備した楽園都市“テラノバ”って、なんか現代の副都市ちょい郊外に住みやすい居住区作っちゃいました住所は「テラノバ台」です、みたいな感じで、未来人たちの愚かな過ちをまったく清算してなさそうなのがかえって怖いです。本当にこれでいいのか?未来人。

そんな楽園でもやっぱり脅威はあるわけで、それが一番出演料の高い「恐竜」たち。
確かに彼らが登場してきた時は「おお、TVドラマもここまで出来るのか」と感嘆してしまいました。
ここで素朴な疑問なんだけど、「恐竜好き」の人たちって、一体この恐竜ドラマに何を求めているのかなぁ?当たり前ながら感情のない彼らは本能のまま人を襲ってしまう野生の動物(爬虫類?)でして、悪人だろうが善人だろうがガッツリ食いついちゃう問答無用の輩たちなんですよ。これが最大の敵役?でも、「ジェラシック・パーク」にしたって、恐竜を脅かしているのは科学を駆使する人間たちでして、この「Terra Nova」も未来が住みにくいから過去へという、人間の勝手が先立っているので、わたし的には真の被害者はまさに「恐竜たち」なんですよね。もうこうなっちゃうと動物愛護の精神で、どんなドラマでも犬猫動物が虐待されている姿を見るとヘコ~ってなっちゃう気持ちが、とうとう「恐竜たち」にも湧いてきたので、あんまり手荒にしないで~~!と思ってしまう。
やっぱり私に恐竜モノは向いていないようです。
とはいえ、私のようなアホ視聴者のことも考えているのでしょうか、今のところ「恐竜」を残酷に殺しちゃうとか、そういうシーンはないんですね。殺しちゃダメなルールとか云ってましたっけ?未来が変わっちゃうから。

字幕なんでしっかり見てるつもりなんだけど、タイムトラベルものにありがちな「蝶を踏んでも未来が変わる」(これは「ドクター・フー」だったっけ?)のように、過去をあまりイジらないお約束事を、はなっから無視している点も、なんだかいただけない(まあ無視しなければこの物語自体がありえないのだけど)。未来を極力変えないように、白亜紀を選んだのでしたっけ?ドラマの中で説明してたのかしらん?第3話では記憶障害のウィルスにかかって入植したことを忘れたお母さんのエリザベスが
「どうして過去に?しかもなんで氷河期の前なのよ」
なんてさすが科学者なツッコミを入れていたのがナイス!と思いました。
(追記:調べてみると、タイムトラベル&時間軸が違うパラレルワールドらしいです。だから少々荒っぽいことをしたって未来は変わらないんだって。なんと都合のいいテラノバ台なんでしょうか!)

巨額の製作費というのはあくまで映像的なものなのでしょうね。脚本にもっとお金を使ってほしかったなぁ。勿体ない。


とはいえ、「全然面白くない!」というわけではないのですよ、これが。

とりあえず、主演のジェイソン・オマラがカッコいい(笑)
ジェイソン・オマラといえば、「時空刑事1973 ライフ・オン・マーズ」のUSリメイク「ニューヨーク1973」でサム・タイラーを演じた彼です。名優ハーヴェイ・カイテルとの共演も敢え無く1シーズンでキャンセルされちゃったドラマでしたね。
「Terra Nova」では一家の大黒柱にして“テラノバ台“の警官ジム・シャノン役。これが結構コミカルというか何というか、まあ頭脳は医者である奥さんに任せて俺は肉体労働&アクションに従事しますよ、というのが丸わかりの役なんですよね。それをそこそこ好演しています。ティーンエイジャーを筆頭に3人お子さんがいるにもかかわらず、嫁のエリザベスとラブラブなところも、イマドキのTVドラマらしくなくて笑えます。スピルバーグ=「家族愛」なんてよく書かれてますが、このシャノン一家の「家族愛」自体が50年代のファミリードラマ並みに空想科学なんですよね。
2話目にして早くも奥さんの元カレが出てきたり、ウケ狙いを持ってくるところもなかなかツッコミがいがあり、かなり未来人(というよりもはやアメリカ人?)大丈夫か?と心配してあげたくなるのも確か。エリザベスの元カレ科学者はグッジョブです。

設定が壮大なわりに、物語が身近というかほっこりというかノーテンキなところが、この恐竜ドラマ「Terra Nova」の真の面白さかもしれません(違)。
シャノン一家はともかくとして、グレた入植者「シクサーズ」がいたり、“テラノバ台“町長のテイラー将軍の行方不明になった息子がいたりと、謎撒きはそこそこしています。


まあ、未来人の心配よりも、番組自体を心配しなくてはいけないでしょうか?
昨今のTVドラマは「期待通り」というのはもう通用しなくて、「期待以上の裏切り」が望まれる時代。今アメリカで高視聴率を持続している「NCIS」シリーズや意外と高打率でびっくりしている「ブルー・ブラッド」などの鉄板刑事モノ、「ハーパーボーイズ」「ビッグバン★セオリー」などのコメディの牙城を切り崩すには、前評判とVFXだけでは無理だったようで、視聴率は満足できない結果になっているとか。巨額の投資並みのリターンはなかったようです。アメリカでは第一シーズンが終わったばかりだけど、次シーズンの予定が正式に発表されていないとのこと。

うーん、久々にツッコミがいのあるドラマとして楽しめそうな予感がするので、是非とも次シーズンも頑張っていただきたい。もう恐竜出さなくていいですから(笑)大体、未来の最先端機器を持ち込みすぎなので、それも無くしちゃうとか?



さてさて、スピルバーグ大将といえば、もう一つのSFドラマ「Fallingskies」の日本放送が決定しました。

ノア・ワイリー主演SFドラマ「フォーリングスカイズ」、スター・チャンネルで2012年春放送決定

だけどさー、またまたスター・チャンネルなんですよね~(怒)
うちはスタチャン契約してないんですよ。ちぇ、スピルバーグドラマとしては、こっちを観たかったのに、あんまりです。
WOWOWさんに「もっと頑張って」と投書でもしようかしらん。スタチャンに「Game Of Thrones」取られたらただじゃおかないわよ!とか。

祝!「Modern Family」放送決定!

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待ちに待った「モダン・ファミリー」がついに日本上陸です!

http://www.tvgroove.com/news/article/ctg/2/nid/6077.html


いや~、エミー連続受賞ながら、日本には鬼門のアメリカン・コメディだけに、いつくるだろうと思っていたのですが、さすがFOXさん!ありがとうございまーす。

6か月連続新作とはまた太っ腹で、日本では「500日のサマー」で人気を博したズーイ・デシャネルの「New Girl」や「BONES」のスピンオフ作品「The Finder」など話題作が目白押しです。

こりゃ、他のチャンネルもがんばってもらわなきゃ!

「Game Of Thrones」とか
「Justified」とか

本当に来てもらいたいドラマがいっぱいあるんですよぅ。

でも、開局BS以外でね!
(だってZAQってFOX238とか映らないんですよ。トホホ)

ゾンビが駿足でやって来た!「ウォーキング・デッド」

Category: 海外ドラマ   Tagged: 海外ドラマ  ウォーキング・デッド  FOX  
2011年10月16日にアメリカでプレミア放送がスタートした「The Walking Dead」のシーズン2が、わずか2週間後、早くも日本で放送されましたよ!
まさに駆け足!「…28日後」並みに駿足のゾンビたちです!「ウォーカー」じゃなくって「ランナー」とお呼びしたい。

少し興奮気味なのは、ニッポンの一海外ドラマファンとして、海外と日本のタイムラグがどんどん短くなっていること。今までは噂だけで1年も2年も待たなければいけなかった米英ヒットドラマが、こんなにも早く自宅TVで視聴できるなんて。
(まあ、今やネット時代で、探せば昨日アメリカで放送していたドラマを観ることだって可能っちゃ可能なんだけど)

そして、やっぱり、この「The Walking Dead」のドラマとしての完成度が、映画並みに見事なことが、わたくしを興奮させる理由でして。


The Walking Dead S2#1『What Lies Ahead』
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シーズン1では、アトランタ市内の病院で昏睡状態から目覚めた保安官のリックが、”ウォーカー”と呼ばれるゾンビの群れから逃れ市外の空き地で生活していた妻や相棒のシェーン達とどうにか合流する。しかし、彼らの存在はウォーカーに嗅ぎ付けられ、仲間は次々と犠牲になる。追い詰められたリックたちは、残された唯一の希望を胸に、治療薬を開発していると噂される市内の免疫対策センター(CDC)にたどり着くが、そこには絶望の淵に瀕したジェンナー博士が残っているだけだった。そして自爆装置が作動し、爆発寸前に脱出したリックたちは、壊滅したCDCを後にする…。

以上FOX CHANNELSより


CDCの絶望から、今度は軍の基地があるフォートベニングを目的地に定めたリック一行。しかし、その道のりは平坦ではなく、より険しくなりそうな予感を孕んでのシーズン2プレミアでした。

フォートベニング基地を目指すも、高速の車「墓場」で足止めを食らう一行は、早々ウォーカーたちに遭遇してしまいます。隠れきれなくなった少女ソフィアは森に逃げ込み、リックもその後を追いますが、ウォーカーから救った筈だったソフィアが行方不明となり、彼女の捜索のため、リックたちは再び森へとわけ入ります。
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おぞましいゾンビたちの襲撃もさることながら、やっぱり魅せるのは人間模様の機微。
リーダーゆえに希望を捨てられない(捨ててはならない)リックの苦悩とは、旅が長引けば長引くほど、彼が苦渋の選択をしなければいけないということ。良かれと思った道が、思わぬ困難を引き起こした時、善人であるがゆえにリックは苦しみます。

シーズン1では、リックが怖いくらいにアメリカンな理想のリーダーだったので(まあホラーには絶対必要要素)、どうなるのかなぁと思ってたのだけど、シーズン2はいきなりリックを心理的に追い込んできましたね。もう、あいだみつをばりに
「人間だものっーー!」
って叫びたくなりましたよ。みんなでリックを責めちゃってさ。

嫁のローリだって、良妻のように振る舞っているものの、森に一人取り残されたのが息子のカールだったら、と思うと。
私はこの嫁のローリの強かさが好きでして。シェーンと一瞬恋愛関係になったのも、生き残るための手段と思わせるサラ・ウェイン・キャリーズの演技は、これからみものだと思います。

また、ベタベタしないリックとシェーンの男の友情も好きです。シェーンの、やましいような妬ましいような複雑な心境。決してただの間男として描いてないだけに、視聴者もまた同じような複雑な気持ちになってしまうんじゃないでしょうか。

善人たち一行の、小さな不協和音から始まったプレミア。前シーズン6話に対して、今シーズンは倍の13話になっただけに、歩みが遅くなるんじゃないか、ドラマとしては中だるみするんじゃないか、また、キモであるダラボンが降板(解雇?)されたことにより、クオリティが落ちるのではないか、と若干心配はしてるんだけど、プレミアらしい、力の入った映画のような演出と、S2第一話目にしての強烈なクリフハンガーに、おばちゃんいきなりしてやられました!
思わずPC開いて続きを検索してしまいそうになりましたが、そこをぐぅっと我慢して、来週まで待ちたいと思います。



さて、今回のシーズン2放送にあわせて、こんなパロディ動画がUPされてました。

ウォーケンとウォーカー、って。
ウォーカーがウォーケンの(映画や有名コントの)台詞を喋ってるという、
クリストファー・ウォーケンのファンじゃなきゃわかんないギャグなんだけど、さすがウォーケン、反対にいえば、これだけコアなファンがいるってことか。

もちろん、私も大好きですけど!<ウォーケン

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ウォーカーみたいなウォーケン



追記:
麗しのノーマン・リーダスが少し太って見えたのは、私の気のせい?

11月はホラー月間?

Category: 海外ドラマ   Tagged: 海外ドラマ  WOWOW  スパドラ  AXN  FOX  
11月は究極の新作ドラマラッシュで、期待に胸を膨らませてます。
とくに、どのチャンネルもホラーが熱い!ハロウィンは10月だよね?


★FOX 
「ウォーキング・デッド シーズン2」 11/5(土)
「アメリカン・ホラー・ストーリー」 11/12(土)
★FOX CRIME
「THE KILLING ~闇に眠る美少女 シーズン1」 11/28(月)
さすが冠が大手ネットワーク局のFOXさんだけあって、すごいラインナップです。
「ウォーキング・デッド」と「アメリカン・ホラー・ストーリー」は、米国での放送1ヶ月(以内?)という最速!
しかも、ふたつとも過去の記録を塗り替える視聴率をたたき出しての、価値ある上陸です。
「THE KILLING」はエミーにも多数ノミネートされるほどの実力。
ホラーファン、ミステリファンの私としましては、期待せざる得ない3本です。
がんばれ字幕職人!

★AXNミステリー
「LUTHER ~刑事ジョン・ルーサー シーズン2」11/30(水)
「SILK ~王室弁護士マーサ・コステロ」11/19(土)
英国の男前!イドリス・エルバ&アダムことルパート・ペンリー=ジョーンズにまた会えます!

★AXN
「BEDLAM ~ベッドラム」 11/1(火)
こちらは英国産のホラードラマです。

★LaLaTV
「ビーイング・ヒューマン」 11/5(土)
これもホラー(LaLaさんいわくスタイリッシュ・ホラー?)ですねぇ。「SEXとアートと美しき男たち」のエイダン・ターナーが出演しているので、こちらも要チェック。

★スーパードラマTV
「V」 11/6(日)
「ヴァンパイア・ダイアリーズ」 11/26(土)先行放送
「V」は多分定期視聴はしないと思いますが。昔の「V」も観たことないんですよ。「ヴァンパイア・ダイアリーズ」はこの先行放送で決断してみます。なんせ女子力№1の「ゴシップ・ガール」もリタイアしちゃったクチなんで、ティーン向けのドラマにおばちゃんついて行けるか心配。白塗り青ヒゲのヴァンパイアにも。

AXNミステリを除いて、ほぼどのチャンネルもホラー・ドラマを持ってきましたね。
つい先日も、ユニバーサルチャンネルが、キングの「コロラド・キッド」を原案にした「ヘイブン ~謎が潜む町 シーズン2」が始まって、なんだか熱いです。
ホラー好きの私としては、かなり願ったりなんだけど。

それでも、私の注目は
「THE KILLING ~闇に眠る美少女 シーズン1」です。
エミー賞ノミネートの実力は伊達ではないと思うのだけど、それより少し驚いているのは、田舎町(シアトルですけど)での少女の殺人からスタートするドラマって、どうしてもあのカルト的名作「ツイン・ピークス」と比べらる筈なんだけど、その声がまったく聞こえないということ。それだけ作品の世界観が完璧ということなんだと思います。
そしてなんといっても、このドラマが北欧スェーデン/ノルウェーのリメイク作品であるということ。北欧系の映画やドラマはクオリティが高くて、この北欧版「Forbrydelsen」もかなり評判が良いとききます。それを持ってきての高評価。
(記憶にある北欧リメイクといえば、ランス・フォン・トリアーの「キングダム」をスティーブン・キングが参加して製作した米国版「キングダム・ホスピタル」がありますが、あれはなんともいえない作品に出来上がっておりましたねぇ)
でも、期待はやっぱり毒!あまり情報を入れないで(っつーかあまり情報もないんだけど)本編放送を楽しみにしたいと思います。
FOXさんも、併せて北欧版を放送してくれたらいいのに!

「ウォーキング・デッド シーズン2」も、ぎりぎりダラボンが関与しているシーズンとしては絶対見逃せません!ダラボンとこの作品はいろいろスッタモンダあったみたいですが、(降板したのはリタイアじゃなくて、どうやら解雇らしいとか)できればダラボンに帰ってきてもらいたいです。シーズン1を陳腐なホラードラマにしなかった彼の手腕はやっぱり惜しい!

もちろん、愛するライアン・マーフィの新作も要チェック。今回は有名俳優を起用しての、ライアン姐さんにしてはお初に近いホラー作品。存在がホラーな「女優フランシス」ジェシカ・ラングはきっと期待通りの仕事をしていることでしょう。



ホラーで画像を探してたら、こんなん見つけました。
niku001.jpg
ぷっ

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