tamaDRAMA!

by TaMa

「glee」S1#1 『PILOT』

Category: glee   Tagged: 海外ドラマ  glee  
時系列もばらばらにglee愛を書いていくと宣言したばかりでなんですが、
いきなり初めも初め、シーズン1の第一話について。
私、本当にこの第一話が大好きなんです。

日本の邦題は『新生グリー誕生』かな。なんか「グレムリン2」の「新種誕生」みたいですね。

エピガイをつらつら書くのも照れてしまうのですが、
簡単に要約すると
「オハイオの公立マッキンリー高校の教師ウィル・シュースターが新しくglee部を再結成。だけど、今やおちぶれた合唱部にはいじめられっ子や有名人になりたい勘違い娘しか集まらない負け犬集団に。どうするシュー先生?!」
でしょうか。

初めのシーン、チアリーディングのパフォから流れて、アメフト男子たちにごみ箱に放り込まれるいじめられっ子、動画サイトに自分の歌をUPするイケてない女子に中傷を書き込む人気者のチア部員と、アメリカのハイスクール独特というかお決まりのヒエラルキーをとんとんと描いてみせます。
カートのシニカルさとレイチェルのくじけないイタさがまた絶妙で、(カートはこの時にはまだ役名さえ呼ばれなかったのかな呼ばれてました)特にレイチェルは、イタい上にずるい不美人という設定(いや、leaは絶対ブスじゃない!!)なんですが、歌だけは神がかり的に巧い。
私は、このリア・ミッシェルを起用して世に送り出してくれただけでも、ネ申ライアンを朝昼晩3度拝みたいくらいなんです。

そして、あとどうしても一人加えたいシュー先生は、ダイヤの原石、アメフト部のフィンを、これまた薬物所持の濡れ衣を着せて強制的にglee部に入部させます。えーっ。
これもキャスティングがいいんです。
田舎の三流公立高校の、賢くない人気者のアメフト選手を、コリー・モンティスが素朴に演じているんですね。いじめは悪いことと知りながら、周りに流されてしまう、寄らば大樹の人気者。
これが一般受けする筋肉も逞しい金髪のハンサムだったら、フィンの朴とつさも卑怯さも素直さも、子供の頃の切ない思い出も、表現できなかったと思います。

決してお涙頂戴でもなく、
正統派でもなく、
あくまでコメディ、
あくまで脚本!脚本!
あくまで演出!演出!演出!
このライアン・マーフィのたたみかけるドラマ作りは、一時間のドラマには充分すぎるほど見事でした。
ハリウッドの俳優たちがこぞって出戻る(というよりは敢えて進出している)俳優激戦区のTV業界で、ほとんど無名の俳優たちを主役に起用しての勝負は、相当な自信がなければできなかったと思います。私が知ってる俳優といえば、エマ先生役のジェイマ・メイズ(鉄板英雄伝説!)と「Lの世界」のジェーン・リンチ、「NIP/TUCK」でも起用したジェサリン・キルシグだけでした。(あ、あとそれとサンディ先生もー)

そして、もはやアメリカ合衆国の裏国歌(@D姐 ABC振興会参照)になりつつある、
「Don't Stop Believin’」です。

この選曲、ライアン兄さんらしいです。
いかにも、80年代の暑苦しいロック=ジャーニーを、「クール」が幅を利かせている今の時代にぶつけることができるのか?

姐さん、大成功です!!

この『PILOT』で、ライアン・マーフィはエミーの監督賞を見事獲得しました。

回を追うごとに、「glee」の人気はうなぎ上りになり、シーズン2ではマイノリティの苦悩や新たなスター、ダレン・クリス(!)を生み出し、今や主役を張っている生徒やクリエーターの一挙一動がネットを介して世界的大ニュースになってしまうモンスタードラマ「glee」。

でも、私にとっての「glee」は、
やっぱり『PILOT』の「Don't Stop Believin’」であり、
校庭に芝を撒く(あれ芝なの?)マレットな庭師と、
ホースから飛び散る鮮やかな緑と青空のコントラストと、
フィンが絞り出した
「俺たちはみんな負け犬なんだ、この土地から出ていくやつが一体何人いると思う?~~~俺は負け犬と呼ばれても、好きなものだけはやめたくない」
というセリフです。
(もひとついうと、私のディーバ、レイチェルの「Don’t Rain On My Parade」なんですわ)

「glee」というドラマは、はみだし者のいじめられっ子たち、いわゆる「マイノリティ」が歌を通して奮闘する青春ドラマで、それは全篇通してこの作品のテーマとなっているのですが、同時に「マイノリティ」になるまいと、必死に自分自身を隠したり、欺いたり、日和見主義になる結果、大事なものを失くしてしまう人たちにも、強く訴えかえるドラマなんです。
特にこの第一話は、自分を「マジョリティ」であると信じて疑わない人たちをハイスクールのヒエラルキーをもって痛烈に皮肉りつつ、フィンという半人前を通して「受け入れることの強さ」を、ライアン・マーフィは語りたかったのかな、と私は思います。
(最近のライアン姐さんの言動を見るに、あんまり褒めたくはないんですけどね。ナナメに読むと、まあ一般受けするように作ってみようかな、という気持ちだけだったかもしれません)
もちろん、説教臭さなんてライアンにはありえない!ウィットにとんだセリフと演出は、やっぱりコメディ!!なんです。


っつーことで、貼るのもおこがましい、『PILOT』の「Don't Stop Believin'」


おまけに、シーズン1ファイナルのジャーニーメドレーもつけちゃお。





余談ですが、
私の若いころでも、すでにジャーニーは暑苦しいロックバンド№1で、
私はどう見ても、スティーブ・ペリーが河原崎健三に見えて仕方がなかったんですよね。

SP1.jpg
E6ADBBE7A59E.jpg

スポンサーサイト



« »

07 2011
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
プロフィール

TaMa

Author:TaMa
ケーブルにて海外ドラマ・映画視聴してます。

検索フォーム
タグリスト