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by TaMa

シーズン2の方が面白い。「アメホ」と「HOMELAND」

Category: 海外ドラマ  
ライアン・マーフィがクリエイターってことで、初回放送から欠かさず観ております「アメリカン・ホラー・ストーリー」。

逆説的な性と申しましょうか、R・マーフィの作品にはいつもクソミソつけておりまして、シーズン1の「アメホ」にもイマイチな感想を持っておりました。
だけど、S2になって、結構面白くなってきたではありませんか。

アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟
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人権運動が盛り上がる時代にも関わらず、アメリカ南部では人種差別的な意識が根強く残っていた。
片田舎でガソリンスタンドを営むキット・ウォーカーは、黒人女性と結婚するが、人目を気にしてひっそりと暮らしていた。しかし、ある事件をきっかけに妻は行方不明になり、さらに、横行する連続猟奇殺人事件の犯人“ブラッディ・フェイス”としてキットは捕らえられる。その手口は女性の皮膚を剥ぐなど残酷さを極めたため、キットはブライヤークリフ精神科病棟に収監されてしまう。
自身の無実を信じるキットだったが、精神科病棟を管理し圧制を敷く修道女シスター・ジュードや、患者の肉体で人体実験を繰り返す専属医師アーサー・アーデンなど、病棟内には数々の困難が待ち受けていた。同じく無実を訴える患者グレースと協力し、キットは脱出を試みる事に。
そこに、“ブラッディ・フェイス”ことキット・ウォーカーを取材しようと病棟に忍び込み、閉じ込められてしまった記者、ラナ・ウィンターズも加わり…。

FOXサイトより

革剥ぎ殺人鬼にナチのメンゲレばりの医者、狂信的な神父や性に執着する尼僧、インフォマニアとはては宇宙人までホラー要素てんこもりで、ライアン姐さんのもの作りに少々食傷気味になるんじゃないかなぁと思っていたのですが、今のところ予定調和ですすーっと観れてます。

S1というのは、姐さんの「理想の家族」に対する嫌悪感というか、ぐちゃぐちゃしたところにうんざりしたのだけど、S2にそのようなものはなく。(そもそも家族とか出てないし)
思うに、S1で謎めいてお高く?とまっていたJ・ラングが、一転して悩める主役な存在になったのが、わたし的には観てて面白いのかも。

相変わらず出演者が豪華です。ジェームス・クロムウェルにジョセフ・ファインズ、MAROON5のアダム・レヴィーン、サラ・パールソン、クロエ・セヴィニーと、映画並みですね。
前回からの出演はジェシカ・ラングとエヴァン・ピーターズ、ザカリー・クイント、リリー・レーブなどなど。他にも出てくるのかな?

S1、S2と書きましたが、「ホラー」というものだけを基に、前作とはまったく別の物語として構成しているのが珍しい。今まであったのかなぁ?とてもいい企画だと思います。最近、つかみはオッケーなんだけど、このストーリーでフルシーズンはともかく、S2、S3と続くのかなぁと心配してしまうドラマが多い気がしていて(リベンジとか・・・)。これだったら「じゃあ始めから!」ってな感じで仕切り直しできて、だらだらしなくていいじゃないですか。

豪華な出演陣の割にはライアン姐さんらしいというか、今のところすんごいヒネリを加えているわけではないのがちょっと不満だけど、S1よりはずっと面白く観れます。



「HOMELAND」S2
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S1ももちろん面白かったですよ!
アルカイダに8年間捕虜にされていた海兵隊員と、双極性障害を患うCIAアナリストの精神的攻防は、緊張感が半端じゃなかったです。
製作陣は「24」の方々らしいけど、派手なアクションシーンがあまりないにもかかわらず、視聴者を引き付けたのはダミアン・ルイスとクレア・デインズの演技の賜物、脚本の丁寧さ、TVドラマを知り尽くした玄人好みの演出、と優秀要素が揃っていたから。米国産ドラマ厚みを今更ながら実感できるドラマでした。
ブロディとキャリーの攻防戦、と書きましたが、これは二人の間というわけでなく、ブロディはイスラムとアメリカの狭間で、アイデンティティと命をかけてテロリストとなり、キャリーは聡明で固着質な分析力ゆえ、発病した病と闘います。
ブロディが洗脳されたテロリストだと確信するのはキャリーのみで、彼女の恩師であるソールですら、病を理由に彼女の分析を信じることができません。
かたやブロディは8年間の捕虜生活からの帰還兵として英雄視され、その立場を利用する政治権力の中枢へ、着実に近づいていきます。キャリーの疑念が邪魔にすらなる副大統領陣営、狡猾なダミー、そして病と、彼女は四面楚歌となっていき・・・。


ただS1は、S2が始まった(たった2話ですが!)時点で、これはフルシーズンを使ったエピローグに過ぎなかったのだ!と思うくらい、シーズン2は冒頭からぐっと掴まれて。なんでしょうね?舞台がベイルートから始まって、よりスパイ戦の緊迫度が増したからでしょうか?
S2は、CIAを退職して治療に専念しているキャリーに、彼女が昔勧誘したイスラム幹部の家族から重要情報が入った、とCIAからの接触で幕を開けます。情報の真偽のためと、ソールに呼ばれて、キャリーはベイルートに向かいます。
ベイルートにアブ・ナジールが現れるという情報が手に入りますが、キャリーの信用度が失われた今、この情報は本当なのか?自分さえも信じられなくなっているキャリーと、CIAとのやりとりが絶妙なんですよね。
FOXでのインタビューでも、「ここまで双極性障害のことを正確に描いたドラマはない」みたいなことを言ってましたが(プロデューサー?)、キャリーの病気の辛さがひしひしと伝わってくるんですよ。これはクレア・デインズの演技力と、眼力というか調査力というか、ステロタイプの「精神疾患者」にしなかった脚本の巧さだと思います。
発病する前の自分の分析力を信じる、と苦痛に喘ぎながら言うキャリーが、本当に真実味がありました。

かたや、議員にまでなってしまったブロディも、ナジールからの指令や、ぬくぬくとしたアメリカ生活に日々迷走します。捕虜生活から脱出した今、イスラムの教えはどこまでブロディを拘束できるのか?しこりを取り払えない家族との関係は?

この二人を軸にすることで、何十倍にも厚みが増して、ただのポリティカルサスペンス、スパイスリラーでくくれないドラマが生まれています。優等生すぎるきらいはあるのですが(なぜそう思うのか、自分でも説明できないや)充分面白いです。


こちらはDlifeさんで7月から放送が始まるみたいですね。無料BS放送局ということで、CSに加入されてない方でも観れるようで。Dlifeらしからぬチョイスですが、良いドラマなので是非とも観ていただきたいなと思ってます。

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