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by TaMa

今週の「グッド・ワイフ」が異常に面白かったんですけど。

Category: The Good Wife   Tagged: グッド・ワイフ  
今週の「グッド・ワイフ」は面白かった!
久々ドラマを観て手をたたいて笑ってしまいました。シリアス部門である「グッド・ワイフ」がこんなに笑えていいのでしょうか。

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「The Good Wife」S2#13『Real Deal』
JNL農薬が不法投棄した農薬により地下水が汚染された住宅地では、女性が流産し不妊に苦しんでいた。アリシアは、住民の仲介役ロザンナに集団訴訟を依頼され、住宅を1軒1軒訪ねて、参加者を募る。
そんな中、他にも集団訴訟を起こそうとしている弁護士がいた。以前、MRG製薬を弁護したルイス・ケニングだ。
アリシアは、JNL農薬が賠償金額を下げ、会社の損失を減らすために、ケニングを送りこんだのではないかと考える。

NHK海外ドラマホームページより

「グッド・ワイフ」の面白さは、今時の話題を取り入れた法廷サスペンスもさることながら、選挙戦の攻防、弁護士事務所の権力争いと、大人の事情による駆け引きが絶妙な展開で進んでいくところなんですが、今回はそれが際立ってましたね~。

莫大な賠償金額が見込める集団訴訟の代理人争いで、再びマイケル・J・フォックス扮する難病のケニング弁護士が登場します。以前、製薬会社の企業弁護士として彼にやり込められたアリシアは、今回もケニングは企業側として、保守的な住宅街の住民たちを騙しているのではないかと疑います。

ピーターの選挙運動は芳しくなく、資金不足に喘いでいます。ピーターが若者の支持を受けているという分析を聞いた選挙参謀のゴールドは、「医療大麻の合法化」で若者層の支持を得ようと画策しますがうまくいかず、動画投稿サイトでは、ピーターの支持者である一般からのチョーイケてない音楽動画の方が話題。これでは若者を取り込めません。また、「クール」をアピールしたいピーターは刑務所時代に知り合ったラッパーと対談をしたいと云い始めます。

そしてロックハート&ガードナー(&ボンド)弁護士事務所では、ダイアンとウィル、家族法の責任者であるパートナー弁護士のリーが、ボンドを追い出すための作戦会議中(会議はどこかのクラブかと思われ)。
この三人!この三人が集まるとおもろいのですわ。特に家族法、いわゆる離婚専門の弁護士リーが最高すぎる。物腰は葬儀屋のおじさんというか、ソフトなんだけど、離婚を仕事にしているだけに、かなりの策士。S2#7『Bad Girls』でも、有名人の訴訟を取りたいがため、ゴシップで話題になったアリシアをサブにつけたり。台詞もいちいち面白い。
今回、ボンドにスパイウェアを仕込まれていることに気がついた三人は、ボンドを罠に嵌めるのですが、

「本業より面白い」

と云った時のリーと、その後につづくダイアンの高笑い、ウィルのあくどい笑みといったら!

悪すぎる!メインキャラなのに悪すぎるですよ!!

デヴィッド・リー弁護士を演じるザック・グルニエは、映画界・ドラマ界に欠かせない名脇役です。いろんな作品に出ていて、あげればキリがないくらい。
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この3人に釘付けなんですが、悪だくみが得意な三悪人ならぬ三悪代官なので、いつ裏切りがあるのか・・・。そういう意味でもハラハラです。


「ピーターを人質に取られた気分だ」と嘆くゴールドは、ダサい動画を止めさせようと、一般支持者のスローンに会いに行きます。音楽教師のスローンは、以前学校でいじめについて演説したピーターを崇拝、熱狂的なファンといってもいいくらい。彼は云います。

「彼の言葉で学校の雰囲気が変わった。数日だけどね。音楽にはないけど、言葉には力があるんだ」

うっ、「グッド・ワイフ」は時事ネタ・ドラマネタをたくさん盛り込んで、シニカルなことでも有名だけど、とうとう「glee」もネタにと思っちゃいました。ニヤリとしてしまった。でもまあ、ここでゴールドは、あらためてピーターの正統なカリスマ性というか、政治家として人を魅了していることを再確認します。最近は資金集めとかスタッフ同士の探り合いとかネガキャンとか、神経をすり減らすことばっかりだったので、程度はあれど、損得なしに支持する一般人の存在に、ゴールドが思わず微笑む話でした。
で、当のピーターはいかにもワルなラッパーから「タトゥー入れれば支持なんてイッパツであがる」と云われてウッシャッシャと笑ってる。ムショ話に花もさいて、何ワルぶってるんだか・・・。この、政治家らしいピーターの二面性も如実にしていて、ここでもまた笑わされるのですね。


今回の要であった集団訴訟の奪い合いは過熱し、アリシアたちは危うくなります。しかし、ケニングが企業側と通じて賠償金の分析をしていることが発覚。それにより、アリシアたちは訴訟を手に入れることができました。最後までケニングを信用していなかったアリシア。だけどケニングは云います。

「被害者がいるかぎり、会社はその償いをするべき。けど、払い過ぎていることも多い。弁護士は、被害を歪める手伝いをしていると思う」

訴訟大国アメリカは、天文学的な賠償金が発生することでも有名。「エリン・ブロコビッチ」の環境汚染3億3000万ドル、「ザ・プラクティス」のたばこ訴訟8000万ドル、「L&O」でもネタになった、ズボン紛失から端を発したクリーニング店の5400万ドル(これは後日棄却されたとか、よかったね!)、全部が実話です。日々行われている巨額の訴訟合戦の賠償金は、本当に適正なのか?お金は関係ないという被害者がいて、金額をつり上げたい弁護士がいる。「被害を歪める手伝い」とは、巧い台詞だなと思いました。法廷ドラマらしい、今のアメリカの現状を痛烈に皮肉ったラスト。

実際にパーキンソン病を患っているマイケル・J・フォックスを再起用した、アメリカでも話題の回でありましたが、その話題性に寄りかからず、メインもサブもキャスト含め、物語で魅せました。あのアバナシー判事のチャーミングなこと!(こちらも「トゥルー・ブラッド」に引っ掛けているらしいですよ)。
だから「グッド・ワイフ」は好きなんだよね。
マイケルはあと数回出る予定なので、また皮肉屋ケニングに会えるのが待ち遠しいです。
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Comments

うえ
私もこの作品大好きになりました。
実際の企業が名称を変えて登場している(させられている?)のも良いですよね。
1話完結でも同時進行する長編エピソード~という構成もイイです。

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